鳥取県米子市を中心にリノベーションを手がけるリノ部屋です!
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11月末に2週連続で開催させていただきました日原モデルハウスOPENイベントはおかげさまで大盛況で幕を下ろすことができました!
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ご来場いただいた方からは
「リノベーションとリフォームの違いがよく分かった!」
「古屋でもここまできれいにすることが出来ると知って驚いた!」
「とても勉強になった!」
等、さまざまお声を頂戴することが出ました。
12月以降も予約制で内覧会を開催しておりますので、ご内覧希望の方はお気軽に電話かメールにてお問い合わせください(#^^#)
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リノベーションを検討される多くの方が1番気にされていることが「耐震性能」です。鳥取西部地震や鳥取中部地震のような震度6以上の大きな地震が近年頻発していることもあり、今の住まいは本当に安全なのか・・・という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
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本日はリノベーションでどのように耐震性能を向上させるかという点を少しご紹介させていただければと思います。
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まず、大前提として日本の住宅の70%は倒壊の危険性がある!
といわれています。
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現在の耐震基準は平成12年にかわっていまして、それ以前の建物は危険性の大小はあれど、確実に安全と言い切れるほどのつよさはありません。
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特にリフォームやリノベーションをご検討される方がお住まいのお家は多くが築20年以上のため、耐震性能に乏しい家といえます。
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耐震性能を向上させるためには多くの要因がありますが、今回は5つを紹介させていただきます(#^^#)
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①耐震金物

柱や梁の接合部部に取り付ける金物を耐震金物といいます。
これは地震が発生した際の横揺れにより構造材同士が抜け落ちてしまうことを防ぐ重要な役割を持ちます。

もちろん、梁などの上部にも設置をすることが必要です。
それぞれの場所に適した種類の金物、必要数量を正確に設置していくことが重要です。古屋の多くはこれらの金物がほとんど使用されておらず、地震が発生した際に倒壊する危険性が非常に高いといえます。
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②筋交い
筋交いとは柱の間に斜めに掛けたり、たすき掛けをして建物の横揺れを防ぐ役割があります。

昔の住宅にも筋交いは設置されていることが一般的ですが、配置がおかしかったり、必要数量に足りていないことが多々あります。
そうなると、せっかく設置されていても耐震効果を十分に発揮することが出来ず、不安が残る家となってしまいます。
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③補強

現在の家づくりの際には構造計算を実施して、適切な大きさの柱や梁を設置しますが、昔は大工さんの経験などにより判断することが多く、現在の基準に満たないことが多々あります。
また、リノベーションのように大幅に間取りを変更したりする際に柱を抜いたりする場合には都度適切な補強が必要です。この作業には経験と知識が必要になります。
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④基礎

そして、家を支える一番大切な部分、基礎です。
間取り変更を実施する場合には新しく作る壁の下に基礎を新設する必要があります。
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⑤全体のバランス

上記①~④を実施するうえで最重要なことが家全体のバランスがとれているか。という点です。いくら各所に強固な補強をしたとしてもそもそも家全体のバランスが不安定であれば意味がありません。
バランスを確認するためには上記の様な耐震ソフトを使用することで正確に割り出すことが出来ます。また、耐震ソフトには耐震性能を表す「上部構造点」という評価点を算出することができるため、本当に強い家になるのか事前に確認することが出来ます。
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いかがでしたでしょうか?
耐震とひとえにいっても様々な項目があります。
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リフォーム、リノベーションで家がきれいになることは当たり前です。
今は性能にこだわり、長く安心安全、快適に住まうことが出来るのかを判断することが大切かと思います。
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この記事をきっかけに少しでも耐震性能について考える機会ができれば幸いです。
ご不明点などございましたら、どうぞお気軽にリノ部屋までお問い合わせください(#^^#)